今年の記録的な暑さにまいってしまったのは人間だけではありません。
我が家のネコも熱中症になりました。
15歳と高齢猫の部類になるのですが、普段はわりと元気なほうだと思っています。
しかし、ネコはタウリンを生成するために日光浴が欠かせません。
ひなたぼっこが好きなので、いつも落ち着く場所に行き、
暑いのなんて関係なくこだわりの場所で、その日もひなたぼっこをしていました。
最初は日陰だったのですが、だんだん気温もあがり、日差しもさしてきて、
気がついたときは全身に太陽の光があたっていました。
でも、ネコの健康を気遣うことをすっかり忘れていて、
部屋に入ってきたときはもうふらふらで、
しばらく部屋の涼しいところで横になっていたのですが、
吐きはじめ、ぐったりしてしまいました。
素人がみてもこれは脱水かな、という判断ができました。
症状の現れ方は人間の熱中症とよく似ているようです。
これは大変と急いでかかりつけの動物病院に連れていきました。
すると驚いたことに、犬を中心に熱中症にかかっているペットがたくさん診察を待っていました。
暑さにやられてしまい、ぐったりしていました。
点滴をうけている子もいました。
我が家のネコは、待っている間も吐いてしまい、
もう死んでしまうのではと心配でたまりませんでした。
先生にみてもらうと、やはり熱中症のようなもので、
体に大分ダメージがあるとのこと。
点滴をしてもらい、入院になってしまいました。
短時間で急激に悪くなることもあるということで、今後は気をつけるように、と、
日を避ける工夫をしてやることが大事だよ、と注意されました。
一日だけお世話になり戻ってきましたが、
今まで食べていた固形のドライフードが食べられなくなり、
缶詰タイプのえさになってしまいました。
老化なのでしょうか。
それからは、みんなで気をつけるようにしていますが、
家にだれもいないときなどは、ひとりでその場所に行って、日光浴をしているようです。
どうしてもその場所か落ち着くようで、トイレとの関係もあるようで、
他の場所ではだめみたいで困ったものです。
秋になれば涼しくなるので心配はないのですが、
いきものも人間と同じようにケアが大事だということを勉強しました。
今は普通に生活しているので安心していますが、
ちょっとでも日があたるところで横になっていたりすると、
ドキッとして日陰に連れていったりしています。
きっと、そんな大変なことになったなんて、ネコは覚えていないんでしょうね。