暑い日にダルいと、なんとなく、
「夏バテかな?」と思いますよね。
でも夏バテって、どういう症状のことを言うのでしょうか。
熱中症とは、また別物ですし・・・
夏バテは暑さによる体調不良の総称で、体の弱い部分に症状が出ます。
消化器が弱ければ胃もたれや便秘になったり、
PMS(月経前症候群)がある人はイライラや下腹部痛が強くなる場合もあります。
昔から夏バテの原因とされているのは、胃腸の働きの低下です。
暑さによる食欲不振や食事の偏り、大量の発汗、睡眠不足などが原因で起こります。
夏バテは、色々な要素が複雑に絡み合って起こる「疲労」の一種です。
夏バテのサインは、食欲の低下です。
冷たいものをとり過ぎると、胃腸の毛細血管が収縮して
栄養吸収や水分代謝の働きを弱め、体が重だるくなります。
胃もたれが続くようなら、2~3日は冷たいものは避ける必要があります。
また、ずっとエアコンの効いたオフィスにいても、ダルくなってしまうように、
エアコンの設定温度も原因の一つです。
温度差が大きい室内外を頻繁に出入りすると、
外と室内の温度差で自律神経の働きが乱れてしまい、疲労してしまうのです。
室温が調節できない場合は、上着などで調節しましょう
夏バテにならないために
適度に汗をかくことで、体温調節の機能を高めることが必要です。
いつもより少し多めに歩いたり、ゆっくりと入浴したりして汗を出やすくするといいですね。
疲労回復に効果があるといわれているビタミンB1が豊富な食材をとるのも効果的です。
しかし、それだけをとるのではなく、自分の体質と状態にあった食材を選ぶことが重要。
とはいえ、一番の予防法は適度な運動、十分な睡眠、
バランスの取れた食事などの基本的な生活を見直すことです。
夏バテ予防は、日頃から自分の体を知ることが大切なのです。