夏バテで感じる「逃げたい」という気持ち

私は子供の頃から冬が大の苦手でした。

寒いのが苦手だからです。

寒いと「この世に生きている事そのものが辛い」と感じてしまうのでした。

 

その一方で暑いのは割りと平気で、周りが「暑い暑い」とだるそうにしていても、

「そうかな…」と余裕の態度を示していた人間だったのです。

 

それが30代に突入した途端、いきなり夏の暑さが堪えるようになってきたのです。

原因は、世の中の気温がどんどん上昇してきているからなのか、

それとも自分の年齢のせいなのか、正しい答えは分かりませんが、

堪えるようになってきている事だけは事実です。

 

7月前半はまだいいのですが、7月後半になるとジワジワ夏バテしてきます。

そうなると、不思議な事に、全然日にちが経たなくなるのです。

苦しい夏が永久に続くような恐怖を感じます。

 

そしてもう1つ大きな心の動きなのですが、

主人の存在に対して凄く煩わしさを感じるようになるのです。

 

何か不快な言動をされたとか、何か困らされたとか、

具体的な理由があってそのような感情になるのなら、それはまあ自然な事だと思うのですが、

主人はいっさい何もしていないのに、急に主人の存在が煩わしく感じるようになり、

お盆頃という猛暑のピーク時には、

「限界だ、この家から逃げ出したい」とまで真剣に思うようになったりするのでした。

 

数年前にはこの症状があまりにも顕著に出てしまい、主人本人にまで、

「どれだけ自分があなたの存在を煩わしく感じているか」について、

真夜中に泣きながら訴えた事もありました。

 

それを主人は気分を害するわけでもなく冷静に聞いてくれ、

カウンセリングを受ける事を勧めてきました。

結局カウンセリングを受けるかどうか自問自答している内に秋の訪れがあり、

その内、その自分でも整理のつかない感情は自然消滅してしまったのでした。

 

でも、その年以来、夏が来るのがとても怖いです。

その夏からして、先にも後にもそこまで取り乱した夏は無いのですが、

「またあんな状態になったらどうしよう…」と怯えています。

 

でも、先日テレビで、夏を辛いと思う気持ちは「逃げたい」という気持ちに似ていると言っていました。

それを聞いて、取り立てて夏バテの改善策が見付かったというわけでもないのですが、

主人の存在をあれだけ煩わしく感じ、終いには家から逃げたいと思う気持ちは、

「人間が暑く辛い時に誰しもが思う「逃げたい」という気持ちに由来しているんだ」

と分かった事で幾分心が軽くなったのでした。

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