寝苦しい夏の熱帯夜をすごしていませんか?
人は室温が28℃以上で寝苦しさを感じます。
ちなみに人間が一番寝やすい室温というのは26度です。
節電が叫ばれている昨今ですが、28℃以上の場合は迷わずクーラーを付けてください。
夜は電力量にも余裕がありますし、電気というのはその性質上、溜める事はできないのです。
節電よりも大事なのは自分の体です。
また、トイレが近くなるからと水分を控えたり、
防犯のために窓を締め切って、エアコンもつけずに寝る人がいますが、
ガマンし過ぎると夜間熱中症の危険性がでてきます。
寝室は寝る1時間前に強めにエアコンで冷やすことで、
寝具や枕も同時に冷やすことができ、快適に入眠することができます。
人は高い体温が下がるときに、眠くなります。
例えば、眠る2時間前に運動をしたり、
1時間前に入浴したりすると、一時的に体温が上がるため
そこから体温が下がることでスムーズに眠りにつくことができます。
睡眠中は室温が26℃くらいになるように設定しましょう。
節電するなら、エアコンと扇風機との併用がおすすめです。
朝も暑くておきてしまうという方は、起きる前にエアコンを入れるようにセットしてください。
夏場は朝5時過ぎくらいから気温が上がってくるので、その時間からセットしてもいいでしょう。
クーラーも扇風機もそうですが、寝ている間に風を直接体に当てないように注意してください。
エアコンが体の方を向いていて、どうしても体に風が当たるという場合は、
エアコンに対して扇風機の風を当て、風の衝突部で乱気流を生み出し、
部屋全体に気流を作り出してください。
日中にも一工夫
日差しの強い日中、ピーク時には外の温度より室内の温度の方が高くなります。
それは、家の表面が太陽で熱せられ、屋根や壁、窓からの輻射熱が室内に広がるため。
そこで日中、窓にはスダレやカーテンをしておくと効果的です。
カーテンをすることで、部屋に熱を溜めない様にすることができるからです。
カーテン以外にもすだれやグリーンも効果的です。
もう一つ、夕方以降に庭に水撒きをします。
結果的にクーラー使用を抑えることができれば節電にも繋がります。
シーツやパッドは、吸湿性、放湿性、通気性、熱の伝導性に優れた麻製にがオススメ。
低反発の枕は、熱がこもりやすいので、カバーだけでも麻製などに変えるとよいでしょう。
暑いからといって、裸で寝るというのは逆効果ですので、お止め下さい。
裸で寝ると、発汗によって体がベタベタするので不快度が高まります。
パジャマやシャツを着ることで汗を布に吸い取らせた方が快適に眠れます。
また、パジャマとシーツはすべりの良いものを選んでください。
どちらもゴワゴワした素材だと摩擦が大きいため寝返りがうちにくくなるのです。
正しい快眠の知識でよい眠りを。