もうすぐ夏ですね。
キャンプに海水浴、ロックフェス、遊園地、屋外プール・・・
夏ならではの外での楽しみが目白押しです。
その中で特に気を付けたいのが熱中症です。
「熱中症なんて、帽子被って水分さえとっていれば、大体防げるんじゃないの?」
そんな方が多いのですが、そんなことはありません。
もっと必要なことがたくさんあります。
いくつか、対策を紹介させていただきます。
まず水分補給。
「汗が出て脱水症状になりやすいから、とりあえず、水だけ飲んでおけば大丈夫」
そんな方が多いかと思います。
水分補給も大切ですが、汗で水分が飛ぶと、ミネラル分も飛ぶので、水だけの補充は大変危険です。
スポーツドリンク、麦茶など、ミネラルの入ったものを摂取しましょう。
どうしても飲みたくなければ塩舐めてください。
これも効果的です。
また、夏の暑い日に、キラキラした空の下、
ビールなどのアルコールも摂取すると気持ちがいいですが、
これも水分を補給しないとすぐに脱水症状→熱中症への道を歩む危険なものですので、
おつまみとノンアルコールの水分をとりましょう。大事です。
次に、日差しを受けるのを最小限にしましょう。
「せっかく外に出たのになぜ・・・」と思われるかもしれませんが、
たとえ帽子をかぶったり、日傘をさしたりしたところで、
日差し+熱から逃れるのは難しいです。
どうしても、太陽の下で光を感じたい場合は、
日かげや冷房の効いた室内と定期的に往復し、休憩をとってください。
日差しを受けるのは自覚している以上に結構な体力を消耗することですから。
ミストシャワーなどを浴びれる場所があれば、帽子があればひなたでも十分対処できますが、
残念ながら、そういう場所は限られておりますので、
万が一あったら嬉しいなくらいの気持ちで構えているのがちょうどいいです。
三つめは、長期的な対策です。
体力を付けることです。
適度な運動と、栄養バランスのとれた三度の食事。
当たり前でつまらない指摘ではありますが、
体力があれば、熱中症に負けない体になりやすいのも真実ではありますので、
地道に続けてください。
これも楽しく日々を過ごすためですから。
その他、冷却する用品(面倒でしたら、スポーツドリンクのペットボトル凍らせてもよいです)、
通気性のよい服を着たり、速乾性の服を着たりするなどのことも効果的です。
とにかく、熱中症防止に大切なことは、
体力の温存、水分・ミネラルなどの栄養分の不足の防止、
危険な日差しとの戦いは最小限にすることです。
そういったことを考慮しながら行動すれば、
熱中症に縁がなく楽しく夏を乗り切れるのではないでしょうか。