昨年の夏、熱中症になりました。
その日は8月で真夏だったので、日中の気温は30℃をゆうに超えていて、とても暑い日でした。
なのでプールに行こうという話になり、当時付き合っていた彼氏と一緒にプールに行くことになりました。
プールに行くまで、プールで遊んでいるときは気分の悪さなどまったくありませんでした。
でも、私は熱中症になったことがほとんどなく、
水分補給だったり体を冷やしたりするなどの暑さ対策にはそこまで気をまわしていませんでした。
今思えば、プールで遊んでる途中はあまり水分をとっていなかったと思います。
体調の変化を感じたのはプールからあがる頃でした。
頭痛と、少しの吐き気を伴う気持ち悪さがあって、「少し夏バテしたかな」と思いましたが、
少しの程度だったのであまり気にとめていませんでした。
プールから近くの駅までは少し距離があり、その帰り道でお店がいろいろあったので、
買い物をしながらのんびり帰っていました。
すると、駅近くになってきたあたりでいよいよ頭痛が本当にひどくなってきて、
「早く横になりたい」と思うようになりました。
なんとか、持っていたお茶を飲んでごまかして、電車に乗りました。
電車では、彼氏に頭痛のことを話していたので、「寝てなよ」と言われ、
着くまでの1時間はずっと座席に座って寝ていました。
これで少しは楽になるかな、と私は楽観的に考えていました。
でも、目が覚めて電車を降り、頭痛がまったくおさまっていなかったので私は泣きたくなりました。
それでも今度は、さすがに自宅で横になって寝ていれば問題ないだろうと思い、
水やお茶を飲みながらずっと横になっていました。
私はときどき頭痛に悩まされていて、寝ているとよくなることがほとんどだったので
「またか…今度は治りが遅いな…」としか思っていませんでした。
そして夜中の2時ごろ、頭痛と吐き気で目が覚めます。
こんなに寝たのにまだおさまらないのはさすがにおかしいんじゃないかという思いが私の頭をよぎり、
さらに、よく「熱中症で亡くなった人がいる」とニュースでやっていたのを思いだし、途端に怖くなってきました。
そこで、深夜でしたが、いてもたってもいられなくなり、病院に電話をしました。
状況を話すと、出られた方は
「熱中症だとは思うんですが…、ちなみに飲み物は何を飲んでましたか?」と聞きます。
私は「お茶と、水です」と答えると、
その人は、「お茶や水ではだめです、塩分の補給をしてほしいので、
アクエリアスとかポカリスエットとかスポーツ飲料をたくさん飲んで、あとは体を冷やしてください」
と教えてくれました。
その後も症状が収まらなかったらまた電話してください、ということで、
私は近くのコンビニに駆け込み、とにかくアクエリアスをがぶ飲みし、
頭に冷却シートを貼って再び横になりました。
そしてまた、朝5時ごろ目が覚めると、頭痛と吐き気は驚くほどおさまっていました。
ですが、そのあとも無理はせず、その日もアクエリアスを飲みながら一日家でおとなしくしていて、
すっかり回復しました。
それからというもの、夏の暑い日はよく塩分がとれる飲み物を飲むようになりました。
あのあとさらに寝てやりすごしてたらどうなってたんだろう、と思うと今もぞっとします。