以前勤務をしていたオフィスで、エアコンが故障をしてしまうということがありました。
かなり古い建物だったので、エアコンも古くなっていたのだと思います。
真夏の暑い時期でもエアコンが使えない状態になり、かなりきつかったです。
パソコンも稼働させていたので、その熱もこもってしまっていたということもあります。
その状況の中、冷房病だという女性は「寒くなることがなくなるから」と言っていました。
他の人は軒並み「暑い」と言っていたのですが、その人だけは「暑い」とは言っていませんでした。
ところが、その冷房病だと言っていた女性が真っ先に熱中症になりました。
体調なども影響をしているはと思うのですが、
エアコンが得意ではないという人が先に熱中症になったことに意外性を感じました。
冷房病だから熱中症に罹患しにくいということは全くないんだと思います。
自分は大丈夫、エアコンの設定温度は自分の近くだけは高めにしています、
と言う人もいるかもしれませんが、こういう人のほうが熱中症になりやすいのかもしれません。
自分を過信しているということもあるのでしょう。
結局その人は救急車で搬送されることになりました。
救急隊員から色々質問されて上司は大変困っていました。
既往症なども確認をしたいということだったのですが、職場では各自の既往症まで把握をしていません。
使う薬によってはアレルギー反応を起こしてしまうものもあるので、薬の投与も遅れてしまったそうです。
既往症に関しては全く知らないということだったので、
ご家族にも連絡を取ったのですが、中々通じませんでした。
その間にどんどん状態は悪化してしまいます。
保冷剤などを使って体を冷やしたのですが、それだけでは間に合わないのです。
営業職が長時間外に出ていて熱中症になったのであればまだしも、
オフィスの中にいた人が熱中症になるだなんて、意外でしたし、驚きました。
今では室内であっても熱中症になってしまうことがあるので、十分に注意をしましょう、
というCMがありますが、当時は室内では熱中症にならないと思っていたのです。
この出来事以来、室内でも熱中症になる可能性があるんだったら、
普段からエアコンを使って対策を取ることが大事だと思うようになりました。
転職をして全く違う業種での勤務になったのですが、
その業界は熱中症感は出た場合には、速やかに連絡しなければいけません。
屋内で熱中症になったとうことだけは避けたいです。