暑さを感じてなくても熱中症には注意

いつもの通りにオフィスに出社した私は、

やはりいつものように仕事にとりかかりました。

 

まだ夏もはじめのほうだったので、クーラーをつけることもなく、

窓を開け、扇風機を回しました。

気温は大体30℃弱くらいでした。

暑がりでもない私はそれほど暑さを感じることなく

時たまアイスコーヒーに口をつけながら、週明けに溜まっていた仕事を片付けはじめました。

 

そのオフィスには、他に10人ほどの同僚が作業をしていましたが、

誰もクーラーをつけようと発言した者はいなかったので、

やはり私だけが暑さを感じていないというわけではありません。

 

昼食を外で摂り、再びオフィスに戻った私は、同僚とともに仕事の続きにとりかかりました。

さすがに日も高くなり、午前中よりは少し蒸すかなとは思ったものの、

クーラーをつける必要を感じなかった私達は、

午前中を同じように窓を開け、扇風機を回しながら仕事を開始しました。

 

「そろそろ暑くなってきたなぁ」などと、

本格的な夏を間近に控えてそんな軽口をたたくことはありましたが、

誰も気温を特別視している様子はありませんでした。

 

午後3時を回った頃、少し頭痛を感じました。

偏頭痛持ちだったこともあり、いつものやつかと思った私は

常備薬の頭痛薬を飲み安心していました。

今思うと、この頭痛にもっと注意を払っておくべきでした。

 

頭痛薬を飲んでもいっこうに症状はよくなりませんでした。

肩こりからくる頭痛かもしれない。

そう思った私は、今度は肩こり用の薬も服用しました。

 

普段からパソコンを操作する仕事をしているので、

慢性的な肩こりも抱えていたことが、

安易にこの考えに私を落ち着かせてしまいました。

 

ところが、いつもと違って肩こりの薬を飲んでも頭痛が治りませんでした。

それどころか、今度は手足の先がしびれるような症状が現れ始めました。

 

最初はがまんしていたのですが、そのしびれは次第に背中にも登ってきます。

さすがに危機感を感じた私は、上司に体調の不良を訴えました。

「熱中症じゃないのか?」

上司にそう言われ、そこでやっと熱中症かもしれないと気づきました。

 

すぐに私は近くのコンビニにスポーツドリンクを買いに行きました。

その間にも、体はだるさを覚え、着実に体調は悪化しています。

コンビニから帰ってくると、もう一人ではまっすぐ立っていられない状態になっていました。

スポーツドリンクを1L飲みソファに寝かされましたが、

しばらくしても体調は全く戻らずむしろ悪化するばかりです。

 

上司の判断で同僚に病院に送ってもらった私は、熱中症と診断されました。

点滴を打たれ、2日間の安静を言い渡されました。

 

暑さをあまり感じていなくても、熱中症にかかることはあるのだなと、

その怖さを思い知らされました。

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