それは2014年の隅田川花火大会の日でした。
私が熱中症になったのは。
花火鑑賞用会場が何コマも当たり(墨田区の某グラウンド)、
花火が始まる2時間前からそこで楽しく宴会をして、
19:00の打ち上げ開始に備えるのが毎年のことでした。
しかしながら昨年は気温35度越えで風もなく、夕方になってもものすごく暑かった。
その中でビールや缶酎ハイを片手に、会場作りやつまみや飲み物の配布を汗をかきながらやってました。
アルコールだけど水分を取っているから大丈夫と根拠のない自信に支配されていたゆえでした。
缶ビール3本飲んだあたりで、猛烈な頭痛。
普段はそんな量では酔わない私が、あれれもう酔っぱらったのかな?
花火が始まった頃には頭痛で起きてられなくなった。
仕方ないので仲間内に膝枕してもらって横になったが、全く改善されず、
結局楽しみにしていたメインの花火は全く見ないままで終わってしまいました。
少し眠ったからか、頭はまだ痛かったけどちゃんと後片付けはできたし、
一人で家に帰ることができましたが、その時点でもまだ飲み過ぎで頭がいたいのだと思っていました。
何しろ熱中症など自分がなる病気じゃない!と全くの想定外だったわけです。
ところが次の日になっても、その次の日になっても頭痛が抜けません。
なんか違う病気になったのでは?とかかりつけの医者にいったところ、熱中症との診断でした。
そもそもアルコールを水分と思うのは大きな間違いで、それどころかアルコールは体を乾燥させてしまうのです。
飲みすぎたときに水が飲みたくなるのは、アルコール摂取で乾燥した体が水分を欲しがるからだそうです。
炎天下にビールをがんがん飲んで動き回るのなど熱中症にすぐになりたい人の行動だと怒られました。
でも私の場合はものすごく軽い病状だから、とにかく水分とビタミンCをたくさん取るようにいわれました。
もっと悪い場合には、点滴して水分補給をするそうでした。
深く反省してオレンジジュースと水をたくさん飲み続けたら、
その次の日は身体中ぱんぱんにむくんで、靴が入らなくなりました
(仕方なく仕事にはビーチサンダルで行きました)。
私は通常むくむことがほとんどないので、夕方むくんで靴が履けなくなる方の気持ちが初めて理解できました。
炎天下でのアルコール摂取が最も熱中症発症に近しいことを、身を持って知りました。
炎天下での冷たいビールは最高なのですけど、やはりアルコールは日が落ちてから飲むものです。
炎天下ではほどほどにして、ソフトドリンクで我慢すべきですね。