高校生の時に一度熱中症になった事があります。
当時私は高校にスポーツの推薦で行っていたので、
勉強よりもクラブをしに学校に通っているような生活を送っていました。
毎日朝早くから夜遅くまで、一年で休みは3日くらいしかない生活でした。
当時はいまと違ってここまで熱中症という言葉が浸透していなかったので、
水分補給のための休憩も多くはありませんでした。
3時間に1回くらい、しかも自分の番ではない時にさっと飲む位で、
飲み物もスポーツ飲料とかではなくて、水でした。
ちょうどその日はいつもの通り体育館で練習していました。
夏だったのでもちろん暑かったですが、毎日同じ環境で練習をしていたので、
特別にその日が暑いとは感じてはいませんでした。
練習が始まって3時間くらいたった時位から、何となく体がだるいなと感じていました。
しかいこれ位の事では休憩も早退もできるような雰囲気ではもちろんないので、
変わらず練習を続けていました。
しかしだんだんと頭が痛くなってきて、走るたびにがんがんするし、
体もやたらと重くなってきました。
そんな時にやっと休憩がはいって少しホットしていたところ、
次は何だか気持ちが悪いような感じがしてトイレへ行きました。
戻して少しはスッキリしましたが、原因が全く検討がつきませんでした。
休憩が終わって練習が再開。
もちろん体調は改善していませんでしたが、誰にも言っていませんでした。
しばらくしてまた気分が悪くなって仕方がなく先輩に話してトイレへ。
その時には体が汗はかなりかいていて真夏なのに寒気がして私は、
間違いなく風邪だと思っていました。
でもあと半分位したら練習も終わるから何とか我慢して続けようと思って戻りました。
しかし体は重たいし寒気はするし、吐き気はするし最悪なコンディション。
と思っていた所ここからは何をどうやって練習していたのか全く記憶にはありません。
しばらくして倒れていたようです。
意識もはっきりしなくて、救急車で運ばれたようです。
気づいたら病院でした。
熱中症だと聞きました。
充分な水分補給もしないなかで、汗は沢山かいているし、
脱水症状もかなり酷かったようです、念のために一日入院しました。
この事がきっかけでクラブ中の水分補給は先輩後輩関係なく、
必ず取らせるように保護者から申し入れがあって改善されましたが、
今自分が親になって答辞に練習はありえない環境の中で行われていたと恐ろしくなります。
病院でこのまま続けていたら下手したら命だって危ないと言われました。
熱中症は本当に怖いと思いましたし、自分が分からないまま倒れて亡くなってしまう方が
毎年ニュースなどでもやっていますが、私も同じ経験をしてこんな事になるなんてと思いましたし、
気をつけて行きたいし、気をつけてほしいと思っています。
今では口うるさいくらいに子供達には水分と言っていますし、
学校のお茶も余るのわかってて多めに持たせています。