数年前の話です。
朝、起きると体が重い。だるい。眠い。というような、ぐったりした状態でした。
この時期、仕事が忙しかったので、疲れが溜まったのだろうと思いつつ、
気にせず動いてみることにするものの、体の細胞がムリ~!と叫んでいる感じの症状です。
その時の知識では、もし熱中症だったら、体が熱く感じるはず!と思っていたので
この症状の原因解らずすこし不安に陥りました。
普段から水分を取る方なので、おかしいなぁ、疲れなら少し休んめば回復してくるかしら?と迷っていましたが、
ふと、具合が悪いときには、塩を舐めてみると良いとおばあちゃんの知恵のようなことを思いつき、
キッチンへ行き塩を一つまみ、舐めてみることにしたのです。
そうすると、なんだか、気持ち悪いのがちょっと改善したのです。
良く分からないけれど、対処法が正しいらしいと自分の感覚で確認。
ということは、やっぱり熱中症なの???と、なんだか納得出来ない状態でしたが、そのまま少し休憩して。
少し復活してきたので、体温を調べてみることにしました。
測ってみると・・・35.5弱。
普段から、すごく体温が高いわけでは無いですが、これは低すぎです。
違う病気?または、他の原因??? と
不安がぐるぐると頭の中を駆け巡ります。
それでも、ちまちまと塩を補給して休んでいると、体温も無事に戻ってきました。
(そんなに大量に食べるものでも無いですよね?)
辛かった気分も、だんだん回復してきたので、不安も少し改善しつつ。
何はともあれ、塩不足が原因だったようです。
その後、気になったので、少し調べてみると
熱中症には、「熱失神」「熱麻痺」「熱疲労」「熱射病」の4種類に分けられるとのこと。
その中の「熱疲労」というタイプでは、
多量の発汗に水分・塩分補給が追いつかず、脱水症状になったときに発生する。
直腸温は39℃程度まで上昇するが、皮膚は冷たく、発汗が見られる。
ということが書いてありました。
自分の感覚では、暑いとか寒いとか感じないうえに、皮膚表面を触った時に
冷たいので、この症状が熱中症だと思いつかなかったのです。
前の日に、のんびりお風呂に入って汗かいて、寝ていたら
塩分が足りなくなった・・・ということなんでしょうか。
塩補給に気がつかずに、さらに水分を取って休むということをしなくて幸いでした。
そのまま、意識を失っていたら大事になるところですっ!
もちろん、塩分の取りすぎも体に良くないのですが、
暑いからと水の補給ばかりでは、危険だと身をもって知りました。
それ以降、ご飯の時にお漬け物を食べたり、少し塩が多い食品を取るようにしています。
人のことは言えませんが、皆様お気をつけ下さい。