私は初夏から秋にかけて川で鮎の友釣りをするのが趣味です。
川辺というのは川の水温が風に乗るので猛暑の最中でも意外に涼しく、
特に鮎釣りの場合は川の中に立ちこむので、
足元だけでも川の中にあると暑さはほとんど感じません。
そんな川での鮎釣りの最中に熱中症になったことがあります。
日焼け対策で帽子をかぶり上半身は長そでで、
下半身は川の中に入っても冷えすぎないようにスウェーダーのタイツを履いています。
それはとある8月でした。
ひざ下くらいまで立ちこんで大河で釣りをしていました。
ペットボトルはぶら下げて水分補給は常にしていました。
場所を少し移動するためにそのまま上流へ向かって川の中を歩いていた時でした。
突然吐き気を伴うような変な気分になりました。
そして息が荒くなり、歩くのが非常に辛くなりました。
汗は出ていません。
このままではヤバいと思い浅瀬に座り込みました。
このまま横になりたい気分でした。
疲労がどっと押し寄せたような感じで目線が定まりません。
これはおかしいと思いやや深みに座り体を冷やしてみました。
お茶を飲みますがあまり喉を通りません。
この時釣り仲間から、釣りの最中に川の中にいても熱中症になるという話を思い出し、
これは熱中症だと思いました。
とにかく水の中で座ったまましばらく居ました。
少しずつ気分がよくなり、お茶も飲め出したので、浅場に行って顔と頭を川の水で洗いました。
しばらくすると気分がすっきりし普段通りに戻りました。
座り込んでから30分位だったと思います。
その後少し釣りをして帰った訳ですが、とにかく涼しい状態でじっとしているのが一番です。
私は過去にアルバイト中に熱中症になったことがあります。
当時は熱中症という言葉は使われず、暑さで倒れたなどと言われていた時代です。
その時の体験で前兆がわかっていました。
汗が出なくなり体力と気力が突然無くなります。
そして視点が定まらなくなります。
そのまま頑張っていると確実に倒れます。
この時も座り込んで日陰で暫く休憩しました。
今回も同様歩くのが辛くなり足が動かない視点が定まらないという症状が出たので即座り込みました。
仕事中や皆で共同作業中などは気分が悪くなっても
皆に迷惑がかかるからもう少し辛抱して頑張ろうという気持ちになる人はいます。
しかし、無理をして救急車で運ばれる方が迷惑が多く掛かります。
そのような状態になった時はひとまず座って自分の体調を誰かに告げましょう。
自分ではわかりませんが熱中症になっている時の顔は別人のようになっているそうです。
周りの人も一目でヤバイとわかるくらいですのでとにかく休憩知るのが得策です。
熱中症は休めることによって体は元に戻ります。
一つ言えることは汗が出ている時はまず症状は出ません。
新陳代謝が行われているからだと思います。
暑いのに汗が出なくなったら黄色信号だと思ってください。
それともう一つ寝不足や二日酔いの時になりやすいので注意が必要です。