私は、神奈川県に住んでおり、高校野球観戦が非常に大好きで、
夏になると予選をみに行ったり、予選が終わると兵庫県にある甲子園にも足を運ぶほどです。
去年、夏休みでまとまった休みを取ることができたので
私は6日連続で試合観戦をすることにしました。
甲子園は8月上旬から下旬と1年の中でも最も暑い時期に行われるため、
選手にとって体調管理の必要性を説いているニュースや新聞記事をよく見かけます。
確かに選手の体調や安全を確保することは大切だと思うのですが、
それと同じくらい大切なこととして、観客の体調管理も挙げられると思います。
実際、野球のグラウンドの特徴として日陰はほとんどなく、
あるとしてもバックネット裏のほんの一部だけということで、
もし太陽が出ていた場合直射日光を浴び続けながらの観戦を容赦なく強いられるのです
私は外野席の日当たりがいいところでの観戦だったため、体感温度はゆうに40度を越していたと思います。
基本的に熱中症対策としてあげられるものは、
首に直射日光が当たるのを避けるために帽子をかぶったりタオルを巻いたりする方法があったり、
塩分や水分をきちんと摂取するなどが代表例だと思います。
私はタオルを持ってくるのを忘れた上に塩分をほとんど摂取していませんでした。
食事はきちんと摂っていたのですが、体温がどんどん上がっていくのを感じていました。
結局私は朝から夕方までの約8時間を観戦に費やしました。
観戦を終えてたちあがろうとすると、なんということでしょう。
先ほどまで元気に応援していたのにもかかわらず
足に力が入らず結局立ち上がるまでにかなりの時間を要しました。
また、野球観戦に行かれる方はよくわかると思うのですが、
球場の入退場をする際には長い階段のアップダウンを繰り返して
やっと目的地に辿り着くなんてこともしばしばあります。
この階段を上ろうと足に力を入れようとすると足が前に出ずにそのまましばらくうずくまってしまいました。
結局数十分経った後、やや気持ち悪かったものの
自力で球場の外に出てすぐそばにいた他の観客の方に清涼飲料水をいただき、
それを飲んだら完全に回復しました。
たかが観戦と言って、熱中症対策を怠った場合、わたしのような経験をされる方も他にいることでしょう。
普段からクーラーを使って過ごしている方だった場合、その確率はなお高まってくるのではないかと考えます。
私はこの経験以来、タオルと清涼飲料水を欠かさず持参するようにしました。