大学時代に熱中症が原因で電車で倒れたことがあります。
当時は『熱中症』というものがどういうものか知りませんでしたので、
特に予防もしてませんでした。
寝苦しくてもクーラーを付けずに寝ていましたし、
水分補給も意識をしていませんでした。
駅までは自転車で20分ほどの距離です。
その日も自転車で駅まで行ってましたので電車に乗る前から体温が上昇していたと考えられます。
8月はじめの暑い日でした。
その日は、電車内が少し混雑していて座れませんでした。
5駅ほど過ぎたあたりから乗り物酔いになったような気持ち悪さが起こったり、
生あくびが頻繁に出始めました。
その時点で座ったりしゃがんだりしたら良かったのですが
そのまま立っていたせいか症状は悪くなる一方でした。
冷や汗が出てきて、電車のアナウンスの声が遠く聞こえ、気がつけば倒れていました。
倒れたときの意識は全くありません。
電車の振動でおでこを何度かぶつけたみたいで意識が戻った後
おでこにタンコブができている事に気が付きました。
意識を無くしていたのは数秒から数十秒だったと思います。
他のお客様が「大丈夫ですか?大丈夫ですか??」と声をかけて頂いてて、
それに気が付いて意識が戻ったような感じでした。
声を書けて下さった方が「体が痙攣していたよ」とおっしゃっていました。
その方が駅員さんに私の事を教えて下さりました。
「救急車呼びましょうか?」と言われましたが、
その時は少しフラフラするぐらいで大丈夫でしたし、
大事になるのが嫌だったので救急車はお断りしました。
駅員さんのご好意でしばらくの間医務室で休ませてもらい友人に迎えに来てもらいました。
幸い医務室でお茶を飲みながら横になっていたら調子も戻りました。
無事だったから良かったものの、倒れた時の打ち所が悪かったら命にも関わる事態でした。
後から色々な事を考えると怖い体験だったと感じています。
その後は、電車に乗るときは満員の時間を避けたり、席が空けば座るようにしています。
何度か電車で気持ち悪くなったり、生あくびが頻繁に出るようになることもあるのですが、
席に座れなくても壁に寄りかかり、その場にしゃがんで倒れないようにしています。
今年の夏は歴代最高気温を更新するなど例年になく猛暑が続く夏でした。
熱中症がニュースなどで取り上げられる機会が多いので熱中症への知識も深まりました。
この知識を活かして家族か熱中症にかからないよう予防していきたいと考えています。