東日本大震災以後、節電はとても身近なものになりました。
でも、熱中症には気をつけないといけません。
「エアコンを使わないで夏を乗り切るなんて自信がない・・・」
そんな方も多いはず。
そこで、電気をなるべく使わない熱中症対策を紹介します。
1に 水分、2に 扇風機、最後に 氷
ポイントは水分補給をして、涼しい環境で、扇風機、氷などで身体を冷やすことです。
まずは、水分摂取が熱中症対策の基本です。
特に汗をかくと塩分も体の外に出てしまいますので、
水分と同時に塩分摂取もこころがけましょう。
ちょっとした喉の渇きを覚える時点では、すでに身体に脱水症状が起き始めているので、
こまめな水分補給が大切。尿が濃い時は明らかに水分が不足しています。
特に、睡眠時、水分補給が無いために、
暑い環境の中で寝ていると脱水や熱中症を起こす危険がありますので、
汗を多くかく日には水分補給に心がけましょう。
次に「部屋の風通しをよくする」、「涼しい格好をする」
そして最後に「扇風機」と「氷」の上手な活用です。
皮膚の周りの空気を冷やすためにも、風がある環境は理想的です。
部屋の中に風を通すことで湿度が下がり、
湿度が下がると、体感温度を下げることにつながります。
さらに、風があると汗が発散しやすくもなります。
気温が高くても湿度が低くカラっとしていれば、人はそれほど不快感は感じられないものです。
もっとも簡単に風を起こせるものとして、昔ながらの団扇や扇子が活躍します。
扇子は小さくできて持ち運びにも便利なので、鞄などに携帯するとよいでしょう。
自宅や会社などの屋内では、扇風機の活用を。
扇風機は室内の温度を下げることこそできませんが、
風をつくることで体感温度を2~3度下げ、涼しさを感じることができます。
さらに、外気温を下げるため、べランダに打ち水しておくのも効果的。
単独で使用したり、 空気の循環をよくしてエアコンの効率を上げることで、
エアコンの消費電力を減らすことにも役立ちます。
エアコンを28度で設定し、扇風機を併用すると体感温度が下がり、
25度くらいに感じられると言います。
他にも、凍らせたペットボトルに扇風機の風を当てて、涼しい風を送ったり、
氷で冷やしたタオルを首に巻くといったアイディアもあります。
体を冷やす際には、血液が集まる首まわり、後頭部、わきの下あたりがオススメです。
【節電のポイント】
最近の扇風機はエアコンと同じで、タイマーがついている機種もあります。
エアコンがオフタイマーが作動してから扇風機の電源が入るように設定しておくと、
エアコン稼働時間を短くすることができます。